L'art fantastique/      幻想芸術

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内外幻想芸術紹介とレヴュー。
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◆ジュール・ペライム

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ジュール・ペライム

 何を持ってシュルレアリスム絵画かというと、幻想絵画以上に定義が難しい。ブルトン先生在りし頃は、先生のお気に入りだけがシュールであって、除名された筈のルイ・アラゴンなども、晩年、抽象寄りのルーヤウォンクを持ち上げるために彼を最後のシュールと言ってみたが、あまり効果は無かったようだ。ダリに至っては、自分だけがシュールだと言っていた始末。今日日、誰が言ったのか、ブラザーズ・クェイはシュールということになっている。シュワンクマイエルに影響を受けたから、ということらしい。
 これから紹介するポーランドのジュール・ペライム。何処からどう見ても典型的なシュルレアリスム画家。アラン・ジュフロアなども朋輩で、何で今に至るまで知られなかったのか、不思議である。

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1914年ブカレスト生まれ。今も生きているらしい。
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◆パブロ・ウエイツ・カリントン

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 パブロ・ウエイツ・カリントン

 言わずと知れたレオノーラ・カリントンの子息である。と言いたいところだが、日本では極々一部でしか知られていないことと思う。レオノーラ・カリントンにしてからが、比較的纏まった実作が紹介されたのが渋谷の画廊で18年程前。レオノーラ・カリントン短編集『恐怖の館』(工作舍1997刊)の翻訳者野中雅代氏の奔走で実現した展覧会であった。エロスや女性シュルレアリストをメインに扱う、と看板を掲げるさる画廊の手柄などでは決してない。単なる場所が磁場などになる筈がないのである。

 そうした訳で、パブロだが、経歴一切氏のHP本編に譲ろう。シュルレアリスムが世襲制と成るか否かはいざ知らず、アカデミスムを極端に嫌うレオノーラの薫陶故か、パブロの作品は限りなくアウトサイダーのそれとなっている。それはまるで昨日今日絵を描き出した素人と見紛うばかりだ。メキシコでは堂々たるシュルレアリストで通っている。母レオノールとのカダーブルエクスキ(美妙なる屍体)など見所が多い。日本でもグループ展などに出品しているように見受けられるが、ナイキギャラリーが何処に所属するか筆者は寡聞にして知らない。

以下パブロ・ウエイツ・カリントン公式HP

http://www.members.tripod.com/weisz-carrington/index.htm

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◆セルゲイ・アパリン

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セルゲイ・アパリン

 ロシアのダリ、セルゲイ・アパリン、行けてます!! 旧共産圏ロシアのアカデミシアンはレーピンの流れを汲み、実力者揃い。資本主義化して時を経ればとんでもない奴が出てくると思ってましたが、矢張り。旧東ドイツ出身者も同様に苦労して出て来てます。一点二点見た所で理解出来ないと思うので、以下URL参照。

http://www.aparin.com/

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◆ジョン・ワイルド

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 昨今思うに、アメリカのシュルレアリスムのメッカはどうやらウィスコンシンであるらしいのです。これから紹介するジーナ・リザーランドなどもウィスコンシン周辺であり、その中でも今回紹介するジョン・ワイルドは、アメリカ中西部のシュルレアリスム運動の中心的存在であったようです。彼は1919年にウィスコンシンに生まれ、生涯この地域に留まり、ウィスコンシン大学で教鞭を取ることで多く才能に刺激を与え続け、その影響は今も継続している模様。
 日本で纏まった紹介がなされているとは思えないのですが、ミハエル・ダンカンの近著“Surrealism USA”2005 Hatje Cantz Publishers, Germany.に詳報あるかも知れません(筆者は未見)。

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◆カルステン・スベンソン

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カルステン・スベンソン

 幻想絵画の起源はヒエロニムス・ボッシュに帰されることが多い。しかし聖書的な主題を除けば、ヒエロニムス・ボッシュばかりが何を持って幻想的とされるのか、その定義付けは詳らかにされぬまま絵柄が如何にも幻想的であるという同語反復に至るケースが多いようだ。即ち、悦楽の園や地獄図が最も印象的な幻想絵画___放埒な想像力によって拡張された主題が、あらぬ方を目指しているかに見える奇怪な絵図となっている、という事に尽きるということらしい。
 さて、1926年デンマーク生まれのカルステン・スベンソンもボッシュに連なる典型的な幻想スタイルと言えるが、現代の文脈に置き換えられたその諧謔精神は、ボッシュよりも更に卑近な我々現代人の戯画となっている。ボッシュの作品を見て笑う人は少ないだろうが、カルステン・スベンソンの絵を見て滑稽に感じる人は少なくないだろう。ボッシュが真面目でスベンソンがおふざけという心算はない。もしかしたら、ボッシュを見て笑うべきツボを我々が失って久しいのではないか? という些々たる疑問を筆者が持っているというに過ぎない。
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