L'art fantastique/      幻想芸術

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内外幻想芸術紹介とレヴュー。
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SOCIETY FOR ART OF IMAGINATION’S ANNUAL EXHIBITION

 すみません。ここ用に公の文章を草そうと思っていたのですが、個人の事柄とIFAAのミッションが分ち難く、以下は渡欧日記からの転載となります。「AOIとは何か?」といった紹介文や、人物解説は孰れAOIその他を招いて行われるであろう『世界幻想芸術展』(仮題)の際に詳述いたします。ここ十年の世界の幻想芸術の動向を、纏めて報告する責は恐らく私にあり、ここ『幻想芸術/L'art Fantastiques』と先行する『ZAHIR』で紹介してきた幻想芸術名鑑の如きアーティスト達が全て繫がっていくのです。私はそれを一つの自負を持って歴史的行為と呼びますが、今はそこへと至る途上と思し召して、以下の公私混同文をお読み下さい。

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Society for Art of Imagination's Annual Exhibition report.

 何故だか作品ファイルを拵え損ねて幾星霜。名刺もそうだったが、常にそうしたものを携行して己をアピールして歩く自称アーティストなる輩を矮小な存在と決めていた。一見強面故、殊己の場合となると、その所作一つで横柄な人物と誤解され易い。
 私を、舌鋒が鋭い、毒舌などと評する人物は大概私の面貌も込みで第一印象を決めている人々だ(忌憚がないと言ってくれ、裏表がないのだ)。これは非営業モードで、素になっている時の一面だろう。父祖から受け継いだ一見近づき難い印象の面貌は、日本では軽く人を叱責するだけで一生恨まれる質のものなのだろう。おまけに声迄低音で迫力充分。だがこんなのは濃いキャラが当たり前過ぎる海外のアートシーンでは地味ですらある。ブルトン先生同様真面目過ぎ?

tanaka

 稼業の営業モードの際は、それが武器となり、揉み手をしながらにこやかに近づき、商品知識を披瀝すると時に圧倒的、時に誠実、短時間で高度の信頼感に結びつく。こうして数多の商談を成功に結びつけてきた。トップセールスマンだったのだ。だが、媚を売るのと己を売るのだけは苦手。いつの間にか羞恥心を美徳とする日本的感性が身についてしまったのか。
 今回初めて小さな小さなアルバムのような作品ファイルを拵えてロンドンに旅立った。上掲の写真はそのプロフで、ネット上ではあちこち掲示してある。因に10年近く歳をとっていないことになっている。単に正式なポートレイト写真を撮っていないだけだが、看板に偽りあり。

gallery

AOI主催『想像力の飛翔-年次展覧会-レセプションパーティ』
於:ブリックレーンギャラリー

aoi

 左前方から私、ブリジット・マーリン(Brigid Marlin)、クラウス・ブルゼン(Claus Brusen)、ミッシェル・ド・サントゥエン(Michel de Saint Ouen)、マダムX、その他。エリザベス女王、今は亡きスタンリー・キューブリック、J.G.バラード、ダライ・ラマ、そして勿論、H.R.ギーガー(H.R.Giger)、エルンスト・フックス(Ernst Fuchs)と昵懇のブリジット・マーリンは、聡明だが思いつきを直ぐに口にする晴れやかなお婆ちゃんだった。「皆でイタリー、デンマーク、ロンドン、それから日本で大展覧会よ〜」とブリジット。チェアマンのミッシェル・ド・サントゥエンは「あなた乗り乗りに成り過ぎ!」と笑いながら窘めていた。「彼女、明日になると忘れちゃうんだ。約束は僕としないと駄目だよ。彼女は彼女の企画、僕は僕の企画。」と常に二つの車輪でソサエティが運営されて居る様子が伺われた。

claus

 ブリックレーン通りは印度料理専門店が軒を並べるエスニック激戦区。ブッカー賞を取ったモニカ・アリの原作の映画化で評判となり、俄に『Brick Lane』街は骨董マーケットも含めて今ロンドンで最もトレンディな地区となったとのこと。ここの評判店で主だったメンバー達との二次会。真っ赤っかなのは、この日デンマークから駆けつけた画商で出版社で画家のクラウス・ブルゼン。AOI初の公募展グランプリを受賞して御満悦。私の作品ファイルを見て、デンマークでの出版展示会に出品しろと誘いをかけてきた。ある意味ハイブロウな幻想芸術は、画家自身がコレクターだったり、画廊を営んでいたりは、洋の東西を問わない。そもそもエルンスト・フックスが画廊を営んで後進の若い画家に機会を与えることに先鞭をつけている。ギルドの昔に戻れ。日本でも画家が買う絵が多く幻想絵画で、皆幻想芸術ファンなのだ。

anabella.shoji

 最後の写真はアートコーディネーターで造形作家のアナベラ・クラウディア(Annabella Craudia)。勿論、本名じゃありません。「蜘蛛女のキス」か「地獄に落ちた勇者ども」か、元男性の今は女性です。ドイツ人故、恐ろしく長身なのにピンヒールを履いて、ちょっとのけぞるキャラ。しかし話してみると幻想芸術界の天使です。この業界はファッション界と同断で、ユダヤコネクション以外では社交界にクィアーが占める位置が大きい。実は日本だって...明かせませんが。
 私の作品ファイルが見たいというので、見せたら恐ろしく真面目な顔で、私の説明一切聞かず。それ、ちょっと恐いです。稍あって、おもむろに彼女の手帳からドイツのギャラリーの住所を写し取って、彼女の紹介だといって連絡せよと命令口調。何かの商談成立? 呆気にとられて私妙な顔になってます。

 今期展覧会のタイトルは『イメージの飛翔』。私は終止空を飛んでる気分でした。飲み過ぎか。


(IFAA代表 田中章滋/Shoji Tanaka)
photo by gradiva.inc - -
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