L'art fantastique/      幻想芸術

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◆84.ア・シーアン

◆ア・シーアン

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 北京オリンピックに向けて、様々な日中友好ムード作りやアジアを廻る芸術交流企画が盛んに行われている。最早、ロシアのみならず、グローバリズムの趨勢は全人類を上げて富の追求にのみに向けられ、昔日の「黄禍論」何処と思わせるが、ことはそれほど単純ではない。ア・シーアンは天安門事件で亡命を余儀なくされた女流アーティストである。

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 ここでは極力ポリティカルな発言は控えたいが、国策といっていい文化振興事業によって、更に弾みのついた中国現代美術バブルにどういう位置づけを与えるべきか、筆者は皆目解らない。歴史性から言えば、中国文化の潜勢力はロシアを凌ぐとも劣らないが、こと芸術に関しては、必ずしも和製英語でいう「グローバルスタンダード」のようなスケールで推移していくとは申し難いからである。現代美術、即ち「生もの」の謂。

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 現在ア・シーアンはシドニーに住んでいるが、豪州は何処の都市もチャイナタウンを形成する華僑を含め中国人が多く滞在し、或る種オーストラリアンドリームのような案配で、成功している中国人アーティストも稀でない。ア・シーアンの仕事を見ると、陶芸というお家芸とも言える伝統に自由な解釈を与えているように見えて、実はアイデンティティの深い要請に従っているように見える。それが家郷の喪失に根ざしたものであるというと、深読みに過ぎるかも知れないが、古来、「チャイナ」とは中国を意味すると同時に「陶器」のことを指していた。トルソへの染め付けという手法自体が、抜き難い中国人の誇りと危うさを同時に表明しているように見える。

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 ともあれ、豪州は何処も陶芸やアートが盛んであり、美術教育にも熱心なことから、今後アボリジニアート以外の、国籍を問わぬ多くの才能が輩出し続けるであろうことは確かなことだ。

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