L'art fantastique/      幻想芸術

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◆ステファニー・ヴィンデッシュ=グレーツ

ステファニー・ヴィンデッシュ=グレーツ

グレーツ

 「赤い皇女」と言われたハプスブルグ家大皇女エリーザベト・マリー・ヘンリエッテ・ステファニー・ギーゼラの孫にして、ベルギー王室とヴィンディッシュ=グレーツ公爵家を継ぐ堂々たる家系を誇る通称プリンセス。それが画家ステファニー・ヴィンデッシュ=グレーツである。
 以前紹介したタイ王族のマルシ・パリパトラは言わば玉の輿であったが、こちらは瓦解したハプスブルグ家に属すれども、立憲君主制健在のベルギーから見れば皇族となる。だからと言って、ステファニーが階級意識のみに生きているとは言い難く、還俗して社会民主党に入党した曾祖母の血を濃く受け継いだコスモポリタンと捉えるべきであろう。

グレーツ2

 今でこそ絵を描けば誰でも絵描きのご時世で、特権などと口にすればその資格を損ねかねないが、嘗ては地上の富は言うに及ばず、神の国の豪奢すら担っていたのが貴顕王族であったので、その象徴界から美の神髄は斯くの如しと反措定されている、と捉えるのも一興である。そもそも王室御用達の馬具商が作ったバッグや、裸の王様デザイナーの作った服に狂奔する我らではないか。富の行方が何なのかすっかり盲い、どう気取ってよいものやら。どう革命してよいものやら。

グレーツ

 写真家として出発したステファニー・ヴィンデッシュ=グレーツの画業は、敢えて言えばジョージア・オキーフを想起させるが、オキーフに幻想志向がないのに比べて、ヴィンデッシュ=グレーツの作品には唯の動物を描いたものにさえ、幻想資質が横溢しているように感ぜられる。それを或る種の達観と捉えるのは、筆者の思い入れに過ぎようか。

グレーツ4

 シシィの血をも受け継ぐ彼女は、美しかった。

 この稿を草するにあたっては、NHK Hi特集「ハプスブルグ帝国」にステファニー・ヴィンデッシュ=グレーツが出演しながら、その仕事がほとんど紹介されていなかった事を受けたものであると断っておく。

http://graetz.seedforest.net/index.html
photo by gradiva.inc - -
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綺麗な色ですね!
上の白黒にはっとしました。
赤も綺麗だし 透明感がある白もいいですね
ハプスブルグ家の方なんですか
Hiのハプスブルグ家特集 両親に録画してもらうつもりが
メールが届かなかったようで見れませんでした;
| maari | 2007/11/16 7:59 AM |

>maariさんお久しぶりです。

 月末グループ展二つに挟撃されて、ウェブ関係の文章を怠け捲りです。来年4月1日から一週間京都滞在予定ですんで、生
maariさんにお会いできるものと勝手に決め込んでおります。

 NHK Hiは何度も再放送しますんで、また機会有りと思いますよ。プリンセスステファニーは特集の第一回冒頭と最終回のエピローグに出て来ます。この肖像写真と異なり、西欧女性は年取ると皆魔女風容貌になりますんで...私のコメント、ギャップがあるかも。

 因にカステロフィリアのmaariさんは、何処かの城に幽閉されていた前世らしいですが、私も何処かの宮廷で権謀術数に励む宰相めいた記憶が、此の所、夢の中で頻々と(笑)。
| Shoji Tanaka | 2007/11/17 7:12 PM |










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