L'art fantastique/      幻想芸術

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内外幻想芸術紹介とレヴュー。
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クロード・ベルランド/Claude Verlinde 訪問記(2)

anja

 アニャ・ブリンクマン/Anja Brinkmann画像

leo

 レオ・プロウ/Leo Plaw画像

shoji

 序でに私の画像

boulet

 それから前日訪れたギャラリーミッシェル・ブーレの外観を示して置く。

 その日は、グラン・ダルメにある自動車会社プジョー運営のアトリエZの冠企画でIFAAとミュゼ・ド・リマジネール(ユーグが籍を置くフランス幻想芸術メセナ)の合同展をとの話しを詰める予定だったが、会合がどうしても設定できず、急遽、予定変更となり気を利かしたユーグがベルランドにアポイントメントを取ってくれていたのだった。

 午前中は別行動だったKさん、ヴォージュ広場(Place des Vosges)の南側のカフェでと私夫婦とユーグが待ち合わせたにも拘わらず、ちょっと遅れて私と妻が来てみれば皆の姿が何処にもない。真ん中の庭園を囲んで略正方形の外周が廻廊となっているヴォージュ広場には、少なくとも4軒のビストロカフェがある。しかし庭園の菩提樹並木が目隠しして対角の廻廊が見通せないのだ。きっと店を間違えているに違いない。一軒一軒他の店に寄ってみるが矢張り居ない。そうこうする内、Kさんから携帯にコールがあった。「あのぅ、どのお店なんでしょお?もうヴォージュ広場に来てるんだけど」、「えっ?一番南側の店だよ。ヴィクトル・ユーゴーの館の側」と私。「わたし東西南北がよくわからなくって」とKさん。

vosges

 全員同じ方向に堂々巡りしていたことが分かったのは、ユーグと合流出来てからである。べルランドとのアポイントメントは3時。カフェに落ちついた時点で早2時半を回っていた。昼食がまだだった私は、そこでそそくさとサンドイッチを食べ、食後の一服も我慢。カフェを飲むのもそこそこに、皆押っ取り刀で店を出た。

 ベルランドのアトリエは骨董市が立つプラス・デ・アリーグルの最寄り。メトロを使わぬならバスチーユ広場を突っ切らねばならぬ筈。然るに焦ったユーグはリヴォリ通りを真逆のサン・ポールの方にずんずん進んでいってしまう。「おいおい、バスチーユは後ろだろ?」と追いかけながらユーグに告げると、「おかしいなぁ、こっちだとばかり、僕は東西南北がわからなくって」とどこかで聞いたような返答。「それでも君はパリジャンかよ?」

 皆一斉に方向転換、放射状に路が分かれるバスチーユ広場を渡り、目当ての通りを確認した我らは息が切れる程の早歩き。殊に時間に神経質なユーグは後ろも振り返らずにどんどん先に行ってしまう。ええっ、まだ歩くの? 遠すぎだよと思い始めて、ああここだと着いてみれば、目の前にメトロの駅が見える。略二駅分を歩くならメトロを使って欲しかった。

「ところでユーグ、ベルランドは煙草を吸うのかい? 君が訪問した時、彼はどうしていただろう」私がそう聞くと「話が合って途中からウイスキーが出てきたけど、以前彼がパイプを手にしてる写真を見た事がある。その時は煙草を我慢してたもんだから、アトリエを出るや否や直ぐに吸いました」との返事。辺りは昔から家具職人などが多く店を構えた地区。今は新オペラ座が出来た関係で職人街や絵描き達のアトリエはナシオン周辺に移ってしまったが、大きな空間を確保するアトリエに好適な建物は今だ多い。住居と別のこの集合アトリエにベルランドは毎日通っているのだそうな。門扉を入るとよくある殺風景な石畳の中庭となっていた。待ち合わせの時間にまだ5分ある。ここで先に煙草を吸って置こうよ、とユーグと私の絵描き二人、まるで不良学生のよう。

verlinde

 きっちり時間通りに、略一階の半分を占めるアトリエの曇りガラスのドアの呼び鈴を鳴らすと、どう見ても60代にしか見えぬ厳めしい長身の老人が、不機嫌そうに応じて我らの前に立ちはだかった。戸口でユーグが挨拶をし、私達を紹介したものの、ベルランドの方は中に招じ入れるでもなく立ち話。噂通り気難しいのだろうか…でも私の第一印象、誰かに似てる…誰かに似てる…あっ、アンジェリーナ・ジョリーの父親…ジョン・ボイドだ!

c.b

(3)に続く

               田中章滋 識/by Shoji Tanaka
photo by gradiva.inc - -
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パリ、楽しそうだなぁ〜(^_^.) 勿論楽しいばかりとはいかないのでしょうけれど…。
お疲れ様です。

ところで、スチーブン・ボイドって、ジョン・ボイドの事でしょうか? アンジェリーナのお父さんってことは。最近じゃ悪役とかも時々やってますね。『真夜中のカーボーイ』が一番良かったかな。
ベルランドさん、確かに怖い顔!(笑)
何か他にも似ている役者がいそう!
| 古賀 郁 | 2009/11/16 6:30 PM |

おお、ありがたや。早速訂正しました。どこでスティーブンになってしまったんだか、全く気がつきませんでした。50代の写真を見てリーアム・二ーソンに似た感じと思ってたんですが、動作は85歳とはとても信じられぬ機敏さ。しかしお顔だけは岩のように無表情で、初めほんとに恐かったです。
| Shoji Tanaka | 2009/11/17 3:26 PM |










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