L'art fantastique/      幻想芸術

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◆ブルーノ・ウェーバー

ブルーノ・ウェーバー

ウェーバー1

 美術史の観点から見れば、美術の王道は建築であると言える。世界の七不思議の 六つまでが、建造物の驚異であり、例外の<オリンピアのゼウス像>ですらその巨大さそのものが不思議の由来であった。それかあらぬか、かのミケランジェロが山一つを彫刻として彫り貫きたいと切望したのも、芸術の威光を神の偉大さに準えたいとの願望ありせばである。

ウェーバー2

 然し乍ら、現代建築は美術品ではない。何が言いたいかというと、美の王道であったにも係らず、最早、王もなければ神もつぶしが利かなくなってしまった現代では、無用の長物や偉容威光建築に重きを置かなくなって久しいということだ。数世紀も寺院建築を続けようとか、バベルの塔を再建しようとの執念き思いは、宇宙に小石を投げよう、との企みよりも遥かに非現実な矮小な願望と成り果てたかの如くである。
 それでも今日の芸術の形骸位階では、建築、造園、次いで彫刻、総称エクステリアが上部構造、絵画、調度、工芸、総称インテリアが下部構造となる。従って、画家などが芸術を僭称せずに、「職人」と宣った途端、この下部構造に編成されるのだと自覚せねばならない。皮相なもの言いだが、これをすっかり忘れ果てている御仁が多いのも、近現代の自我の病いの為せる業。

ウェーバー3

 ガウディのサグラダ・ファミリアや郵便配達夫シュヴァルの宮殿など、生涯を捧げ、現代七不思議に参入せんとする意欲をここで敢えて「幻想建築」と呼ぶことにする。そして、幻想建築のメッカは何処かというと、それはドイツ語圏なのである。

 先に紹介したルイジ・ラ・スペランザもプラーター公園改修工事に参画していたが、サルヴァドル・ダリ、エルンスト・フックス、フンデルトヴァッサーなどアンチ・コルビッジェの異貌建築に輪を掛けて異彩を放つ仕事をしているのは、ブルーノ・ウェーバー。彫刻家にして画家、そして知られざるスイス幻想派の一人である彼の仕事は、「ボマルツォの怪物庭園」を更に怪異なウェーバー風レジャーランドとして推奨しているかの如くである。ウェーバーランドのパレードは、地響きをたてながら巨大石彫マスコット達が練り歩くに違いない...これは私の妄想ではあるが。

ウェーバー4

 因に「ブルーノ・ウェーバー怪物彫刻公園」はスイスのチューリッヒにある。詳しくは氏のサイトに確かめてもらたい。

http://www.bruno-weber.com/
photo by gradiva.inc - -

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